漫画うちへおいで!!～すべての子供に家庭を～を無料で読もう！あらすじからネタバレまで一挙公開したいと思います！ごとう和～kazu～先生の作品である「うちへおいで」が今人気急上昇で話題になってます！そんな話題作である「うちへおいで」とはどんな物語なのか、是非チェックしてくださいね♪
漫画うちへおいで!!～すべての子供に家庭を～を無料で読もう！あらすじ・ネタバレあり！
うちへおいで!!～すべての子供に家庭を～あらすじ
生まれた次の日、母親から離され乳児院で育った「のあ」。
児童相談所で2歳の誕生日を迎える頃、事情が有り直接「のあ」を育てられない母親に代わり里親として星成家が預かる事になった。
「のあ」をいつか本当の母親に送り届ける為に家族が出来る事は・・・実話を基にした感動のストーリー。
うちへおいで!!～すべての子供に家庭を～ネタバレ注意！
画像：https://www.pinterest.com/
生まれた次の日に乳児院・・・のあちゃんが里子に
お話は布川のあちゃんが星成家に預けられるところから始まります。のあちゃんは生まれた次の日に乳児院に預けられた女の子。父親は不明、母親は覚せい剤服用のために服役中のため、乳児院にいくしかなかったのです。
２歳になる少し前、星成家への里子の話がでてきます。星成家は父・母・子供４人の６人家族。一番上の子が高校１年生、下が小学３年生とまだまだ子育てに忙しい毎日のはずですが、母・桃子が里子を受ける決心をします。
里親・里子のことを知ってしまったから、そして里親・里子としての出会いにも深い絆があると信じているから。。。
温かい家族の中でのあちゃんの表情に変化が
実の親と住んだことのないのあちゃんは、笑顔のない無表情の赤ちゃん。子供たちは地球外生命体と言いますが、母・桃子の強い思い、父や子供たちの支援があって、その表情も変わっていきます。
そんな中で実の母親が出所・・・、のあちゃんと再会・・・、と続いていきます。
感動のストーリーに里子・里親の実情も
お話はのあちゃんだけに限りません。星成家の母・桃子の友達の姉に舞い込んだ里親の話や、16歳のシングルマザーとその子どものお話しなども収められています。
感動のストーリーのみならず、なかなか一般的ではない里親・里子の実情なんかもわかって、読むに値するオススメの１冊です。
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うちへおいで!!ネタバレ！そもそも里親・里子って？
日本では里親は古くから存在し、その歴史は平安時代中期まで遡る。当時、貴族が村里に子女を預ける風習に由来するもので、里子は「村里に預けた子」を意味する言葉であった。
やがて、他人に預けて養育を託した子供のことを里子、里子を預かる者を里親と呼ぶようになり、武家や商家、農村など、社会のあらゆる階層に広まった。
養子縁組は、血縁関係とは無関係に親子関係を発生させる制度で、奈良時代に法制化されて以降、現代まで途絶えることなく明文化された法制度として存在する。氏姓制度や家父長制度の確立に伴い、養子縁組は家制度を維持するため、あるいは政治的意図の下に行われる性質のものであるため、強制力のある法として明文化する必要があった。
それに対し、里親を定義づける法律は制定されておらず、里親は社会通念上の概念、もしくは社会慣習の一形態に過ぎない。
里親慣習は、里親と里子の間に親子関係が発生しないこと、里子は家督や財産などの相続権を有さないことから、養子縁組のような明文化された法制度に比べて、より緩やかな社会慣習として市井の中で発展した制度といえる。
里親慣習の形態
里親慣習は、生みの親と里親の間の同意の下に行われる、契約型の慣習である。
この慣習が発生した平安時代は、里親は無料か極めて安価な養育料で里子を預かった。当時、身分の高い人の子を預かるのは名誉なことであり、里子が実家に帰った後も、里親は節句などの折に里子を訪問して貢物を献上するなど、里子との交流を生涯重んじ、成長した里子が里親のところに訪問するのを、ありがたいことと受け止めた。その名誉を前に、養育料は問題にならなかった。
やがて、生みの親が里親に金銭を渡し、子の養育を委託する形態が主流を占めるようになった。子が里子に出される理由は、母乳不足、迷信に基づく慣習、私生児の処置、母親の死亡、貧困による口減らしなどが挙げられる。金銭の受諾は、子を託す時に一度だけ行われる場合もあれば、月いくら、日当いくらというように、子が預けられている間、継続的に行われる場合もあった。
また、漁農村では労働里子の慣習が見られ、里親は里子に衣食住を提供し、その代償として、里子は労働力を提供した。この慣習は、都市部の工商階級にも散見し、奉公人との区別がつきにくいが、奉公人は、雇用人が労働対価を支払う労働契約に基づく関係であるのに対し、里子の労働対価は「育てて貰う代償」に相殺された。
いずれの場合も、“多くの児童の奴隷化、労働力の搾取、あるいは児童虐待、虐殺、養育料搾取などの形をとるなど、まことに忌まわしい事実が、広義の里子として存在した”といわれ、平安時代の貴族的因習とは掛け離れた慣習として広まり、定着していた実態が窺える。
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